なぜ女性の起業支援が必要なのか？-女性の起業スクールやコミュニティが人気の理由-
ダイバーシティの推進や終身雇用の崩壊などにより起業の選択枠が広まってきました。
現在は女性に特化した起業スクールやコミュニティも多く存在しています。
「男性に特化した起業スクールは見かけませんが、なぜ？」
「男性と一緒の起業スクールと何が違うの？」
というご質問をよく受けます。
そこで、今回はその理由をご紹介していきます。
なぜ女性の起業支援が必要なのか
従来、女性の就業はM字カーブを描くと言われてきましたが、国や社会の育児介護に関する両立支援の取り組みにより、M字カーブが解消に向かっています。
尚、以下が最新の女性の就業率です。
しかし、就業率は高いものの、依然として女性のライフイベントと仕事の両立が課題となっています。
男性が家事や育児に積極的でも、まだ女性の方が多くの時間を費やしているケースがほとんどではないでしょうか。
家事や育児の中でも、朝晩の食事の支度、子どもの保育園の送り迎え、子どもの習い事などは、日々の就業時間や就業場所に障壁が伴います。
すると、日中のみ自宅付近でパートタイム労働といっても求人には限りがありますよね。
また、「結婚・出産・育児のタイミングでの離職」、「パートナーの転職や保育園の入園が叶わない」などという理由で就業のブランクが生じている場合、再就職はともて困難となります。
このように就業時間や就業場所に制限がある女性や、再就職の壁が立ちはだかる女性にとって、「起業」という選択の道を作ることが有効になるのです。
しかし、自分のアイデアをどのように形にしたら良いか、継続するためのマーケティング、起業のノウハウ、はじめてのことに挑戦する不安など、踏み出すハードルは高くなっています。
そこで、女性の起業支援が求められているのです。
女性の起業スクールやコミュニティが人気の理由
前項で女性の起業支援が必要となる経緯をお伝えしましたが、続いて、なぜ女性に特化する必要があるのかお伝えしていきます。
女性向けのスクールやコミュニティを希望する方から、よく聞くお話は「男性には相談しずらい」ということです。
「性別に関係のないスクールやコミュニティに入っていたが女性専門のスクールやコミュニティに変更した」という方もいらっしゃいます。
また、「もともと男性は苦手」という方も。
その理由は、
・発想や思考が異なるので共感が薄い
・育児や介護の悩みは、本当の意味で男性には理解してもらえない
・「その商品の利益率は？」など分析やロジカル的な意見が多く自信をなくす
身近な夫婦や恋人同士でも考え方や価値観が異なり、喧嘩に発展するという経験はないですか？
この要因の一つとして、女性と男性では右脳と左脳の使い方に特徴があるからだと言われています。
女性は右脳が優位に働く人が多く、右脳は感情や直感、イメージやひらめきなどの働きをします。
一方、男性は左脳が優位に働く人が多いと言われており、左脳は論理的、言語的、分析、計算などの働きをします。
このような違いにより、女性はひらめきで生活に直結したアイデアや商品開発などに目を向けていることが多いのですが、論理的な男性がアドバイスをすると、女性は感情で受け入れられず齟齬が発生してしまうのです。
また、起業するからには商売として利益を得る必要はありますが、女性は儲けることだけを考えていないこともよくあります。
人や社会に役立つ商品やサービスだと思えば、情熱をもって力を発揮することができるのです。
そのため、女性同士が感情に寄り添い、共感して好奇心を持って取り組むことで、良いアイデアが生まれたり、楽しく前に進むことができるのです。
まとめ
本編では、なぜ女性の起業支援が必要なのか？-女性の起業スクールやコミュニティが人気の理由-をお届けしました。
もちろん、起業するための覚悟や、実際にやらなくてはいけないこともたくさんありますが、もっと行動や心を軽くして取り組めるといいですね。
これから、スクールやコミュニティに入ろうとしている方は、ぜひ参考になさってください。
あなたの人生を彩る一歩を応援しています。