悪習慣が未来をダメにする?-人生を変える小さな習慣術-

「人生は習慣の積み重ねだ」とよく聞きますが、これって本当ですよね。

毎日スマホで夜更かしすれば、気づいた頃には「何もしなくても寝不足」というスキルを持ち合わせることに…。

一方で、朝5分のストレッチを続けていれば「肩こりしにくい人」に変身していることもあるのです。

良い習慣はまるで健康貯金のように、少しずつ積み上げればいざというときに役立つけれど、悪い習慣はちょっとした悪ノリがクセになり、ズルズルと人生に張り付くように居座ります。

今回は、なぜ習慣が未来の自分を作り上げるのか、探ってみましょう!

 

脳が習慣を「省エネモード」にするから

まず、私たちの脳は敏感です。

新しいことを始めようとすると、「脳内会議」が開かれて、「ちょっと負担大きいんじゃない?」「もうちょっとラクな方法で」と文句が出ます。

ですが、何度も繰り返していると「どうやら定着しそうだな」と脳が判断し、神経同士の連結が強化されます。

すると、その行動は「自動化」され、特に気を張らずともできるようになるのです。

例えば、朝に運動する習慣ができれば、脳が「あ、これやるんだね」と判断し、省エネモードでサクッと動くようになります。

逆に悪い習慣も同様で、ついついスマホを見すぎたり夜更かしをしたりすると、「夜中は寝ないモード」が脳に根付いてしまうわけです。

こうして私たちの脳は、日々の習慣を「省エネモード」で処理し、未来の自分に影響を及ぼすようになっています。

 

習慣が「自分イメージ」を作り出す

人は行動だけでなく、自分の行動に対する評価で自己イメージを形作ります。

「やる気ある自分」だと思うとモチベーションが上がり、「どうせ怠け者だし」と思えば、さらに怠けるという連鎖にハマりやすいのです。

毎日10分でも運動をしている人は「運動できる自分」を認識します。

その結果、「自分って、やるときはやる!」と感じるため、さらに運動に対して前向きになります。

逆に「自分は夜更かしが当たり前」という人は、無意識に「遅寝遅起きキャラ」を確立してしまい、「もうちょっと寝ても大丈夫かも?」といった感じで、その習慣に忠実になってしまうのです。

この「自己イメージのからくり」が、意外と未来の自分をコントロールしています。

ですから、たとえ小さな良い習慣でも、自己イメージをポジティブに変える要素があると覚えておきましょう。

 

習慣の積み重ねが目標達成への道になる

大きな目標に向かうとき、多くの人は一回の大きな努力で結果を得たいと考えがちですが、実際には地道な積み重ねが最も確実です。

例えば、マラソンに挑戦するときに「いきなり42.195km走れるようになりたい!」と考えても無理があります。

しかし、毎日少しずつ走る習慣を身につければ、長い目で見て徐々に距離も伸びていき、いつの間にか目標に近づくことができるのです。

習慣が未来の自分に影響を与えるのは、日々の小さな努力が「目標達成のための道筋」を作り、未来を方向付けるからです。

大きな一歩を求めるのではなく、小さな歩みを積み重ねていくことで、気が付けば未来の理想に近づいている…これが、習慣の仕組みです。

 

まとめ

習慣というのは一見地味なものですが、脳の省エネモード、自己イメージの変化、目標達成への道筋といった3つの仕組みで、未来の自分に確実に影響を与える力を秘めています。

ちょっとした行動でも、良い習慣を積み重ねることで、知らず知らずのうちに理想の未来に近づくことができるのです。

今日から「小さな良い習慣」を始めて、明日の自分にちょっとしたプレゼントを贈ってみませんか?