「シャンパンタワーの法則」をご存知ですか？

セレモニーなどでピラミッド型に積まれたグラスにシャンパンが全体へいきわたるように注いでいく光景を見ことがあると思います。

このシャンパンタワーのポイントは一番上から注ぐことですよね。

当然、2段目や3段目、4段目から注いでしまっては、全てに注ぐことはできません。

今回は、このシャンパンタワーをご自身の周りに対する関係に例えることができる「シャンパンタワーの法則」をお伝えしていきます。

 

シャンパンタワーの法則

女性は
子どものため、
パートナーのため、
親のため、
仲間のため、
会社のため、
というように、誰かのために頑張っている方がとても多いのではないでしょうか。

もちろん、心から納得して愛情を注いだり大切にすることに満足されていれば、とても素敵なことですが、家族や周りのために仕方がないと思われているとすれば、あなたの考えを改めてみませんか。

なぜなら、自分を優先して満足させることが周りにも良い影響を与えるからです。

例えば、シャンパワーをこんなふうに考えてみましょう。

1段目は自分
2段目はパートナーや子どもなどの一番身近な人
3段目は関係の近い友人
4段目は会社

あなたは自分が満たされている状態で、溢れたシャンパンを身近な人に注いでいますか？

大半の女性が2段目以降から注いでいて、自分のことを後回しにしています。

そうすると、「自分は人や会社のためにこんなに頑張っているのに報われない」、「自分は相手にこれだけしてあげているのにわかってもらえない」、「自分の大事な時間や人生を人や会社に奪われた」というような思考になりがちです。

けれども残念ながら人や会社は、あなたの我慢を知らずに好きでやっていると思っているかもしれません。

このような場合、あなたはいつまでも満たされず幸せになれないのです。

反対に自分を優先するとどうでしょうか。

自分を大切にして満たされると、満足感が溢れて自然と周りに優しくできるイメージが湧いてきませんか。

さらに、それを人や会社から感謝されたら嬉しいですよね。

 

自分を満たすとは

よく、「子どものことを必要以上に怒ってしまう」
「ちょっとしたことでイライラして怒鳴ってしまう」
というご相談があります。

「女性はこうあるべき」、「もっと頑張らないと」、「これもあれもできていない」という余裕のない状況で子どもが気に入らないことをすると、すぐに爆発してしまうのではないかと感じます。

もし思い当たれば、まずは、できない自分も含めて自分のことを認めてあげてほしいのです。

毎日疲れて怒っている母親が、自分のために頑張っていると言われて、子どもは嬉しいと感じるでしょうか。

あなたが「私は十分頑張っている」とあなた自身の心を癒やして抱きしめてあげましょう。

自分を大切にすることに罪悪感を感じる必要はありませんので、まずは許可をするのです。

次にあなたが満たされると思うことを実際に試してみてください。
・美味しいものを食べにいく
・欲しいものを買う
・旅行に行く
・好きな人と過ごす
・好きなことをする（映画鑑賞、読書、漫画を読む、ゲームをする）など

実際にやってみたけど、満たされなかったといこともあるかもしれませんが、そのようにしながら、自分を満たすことを探してみましょう。

また、好きなことをしてもウキウキしたり、ワクワクすることが感じられないくらい心や体が疲れている場合は、何もせずに休息をとる時間を作ってみてください。

そして、自分が満たされたら一番身近な人から大切にする感覚で接していきましょう。

より遠くまでシャンパンを注ぐには、より自分や自分の周りを幸せにすることが必要なのです。

 

まとめ

シャンパンタワーの法則とは、作家のマツダミヒロさんが提唱されている法則です。

結局、あなたを心から幸せにできるのは、あなたなのです。

自分を満たすという経験ができたら、本当に自分がやりたいことにも、ぜひ目を向けてみてください。

シャンパンタワーの法則を通じて、ご自身を見直すきっかけにしていただけると嬉しいです。